私の大好きな映画の一つに「ハイ・フィデリティ」という映画があります。

主人公のロブ(ジョン・キューザック)はレコード屋の店長さん。
彼の趣味はミックステープ作りとレコード棚の整理です。
そのレコード棚の整理の仕方が素敵で、映画の中で彼は自分の歴史順にレコードを並べ替えていました。
「例えば、フリート・ウッドマックのレコードを探そうと思ったら、1983年秋に贈ろうとして買って贈らなかったことを思い出せば見つけられる」
といった具合です。

私は、永井荷風の日記「断腸亭日乗」を初めて読んだ時、ロブの趣味が永井荷風の趣味に通ずることを知って驚きました。
永井荷風は墓参を趣味とするような人だったようですが、「曝書」という趣味も持っていました。

「曝書」とは、書物を虫干しすることです。

永井荷風は八月になると本棚から昔読んだ本を取り出して虫干ししつつ、パラパラと読み返し、その本を読んでいた当時に付き合っていた女性のことを思い出したりといった感じで楽しんでいたようです。

どうです?似ていませんか?

前置きが長くなりましたが、九月も半ばとなり、遅ればせながら私も本棚から少女漫画を引っ張り出してみようと思った次第です。

まず、一冊目。
「血を吸う教室」関よしみ

えっ? どうして、一冊目からこんなホラー漫画を紹介するのかですって?

それは、ここが純粋な「少女漫画道場」ではなく、「おっさんのための少女漫画道場」だからです(つづく)。

リンク
少女漫画道場 第一回「少女漫画ってなーに?」

 

 

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コメント

この記事を書いたセミプロ

「清く正しく美しく」をモットーに日々心に響く音楽と映画と少女漫画を探し求めています。 「おっさんのための少女漫画道場」を創設いたします!

4件のコメント

  1. kuboyama on

    「ボーイ・スカート」(作:鳥野しの」
    これいいよ。スカートを履く高校生男子もいいし、彼が憧れるスカートを履いたおっさんもかっこいいし、スカートを履いている同級生の女子(白井さん)のつけ髭もぐっとくる。
    おっさんに読んでほしい一冊だっちゃ。

    • 鰐渕 澄子 on

      クボヤマ様
      コメント頂きありがとうございます。
      前回勧めていただいた「昏倒少女」を読みました。
      表題作もすごくよかったのですが、一番最初の「ホットアイスチューン」という短編が、良質なショートフィルムを観ているようでぐっと来ました。
      「ボーイ・スカート」も面白そうですね。
      最近のオススメは、またホラーになってしまいますが、呪みちる「火星高校の夜」です。
      秋の夜長に読んでもらいたい一冊です。

  2. kuboyama on

    あああ、呪みちる、「ライオンの首」を持っていましたが知人の女性が無理やり借りて帰りそれっきり返さずに本人ごと消息不明です。
    画力があるのでたしかに綺麗でおぞましいのですが、そのせいであまり怖くありません、丸尾末広と同じタイプ。
    画力を支える無意識部分での凄みという点でホラー少女漫画なら楳図かずおの「洗礼」と「おろち」は大好きです。
    そうそう、昨日の秋場所・千秋楽の鶴竜と照ノ富士の決定戦を観ましたか?
    向正面溜り席の東寄り(画面左側)に赤い服を着た髪の長い妙齢の美女がまさに楳図絶叫顔になっていましたよ。あの顔は本当に存在するんだと勝負そっちのけで釘付けになってしまったっちゃ。

    • 鰐渕 澄子 on

      クボヤマ様

      呪みちるは後追いなので、「ライオンの首」、「人造人間の怪」そして先日発売された「火星高校の夜」の復刻版でしか読んでないのですが、やっぱり絵が美しいですね。そして、美しいけど癖のある女の子ばかり。怖いっていうよりも、何か引っかかる変な感じが好きです。

      楳図かずおの漫画でいうと、ベストは「わたしは真悟」です。
      「火星高校の夜」は小学生の話なんですが、夜中に高校の校庭でボール遊びをするシーンが、「わたしは真悟」のさとるとまりんを彷彿とさせてぐっと来ました。

      千秋楽、YOU TUBEで見てみました。確かに楳図かずおの漫画に出てくる顔でビックリしました!

      そういえば、昨日香港のバンドのライブを観に行ったんですが、吉田栄作みたいな髪型のベーシストが丸尾末広の「少女椿」のTシャツを着ていましたよ。

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